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カメラと日常の覚書

1時間で800字書く技術——時計が、完璧主義を止めてくれる

今、時刻は11:40。この記事は、12:40までに書き上げる。

そう決めた瞬間、私の脳から「もっと調べてから書こう」「もう少し考えてから」という完璧主義の声が消えた。時間という絶対的な制約が、私を「書く」という行為に集中させる。

「1時間で800字」——これは、短文記事を気軽に公開するための、私なりの調律メソッドだ。

時間で区切ることの意味

完璧主義者にとって、時間無制限の執筆は罠だ。「もう少し」「あと一文」が無限に続き、結局公開できない。だが、時間を区切ることで、完璧は物理的に不可能になる。1時間しかないなら、完璧など目指せない。だから、書ける。

パーキンソンの法則という言葉がある。「仕事は、与えられた時間を埋めるように膨張する」。逆に言えば、時間を短く区切れば、仕事は自然と凝縮される。1時間という制約は、800字を「完璧な記事」ではなく「今書けるもの」に変えてくれる。

3ステップ:準備・執筆・仕上げ

私が実践しているのは、シンプルな3ステップだ。

準備(15分):テーマを1行で決める。書きたいことを3つだけメモする。タイトルは後回し。長文か短文かを判定する。今回は短文を選んだ。

執筆(40分):冒頭の自己開示から書き始める。3つの要素を段落にする。締めの一文を書く。見直しはしない。 これが重要だ。見直すと、完璧主義が顔を出す。

仕上げ(5分):タイトルだけ考える。誤字チェックのみ。公開ボタンを押す。完璧は求めない。

この記事自体が、実践例

今、時刻は12:15。あと25分で、この記事を仕上げる。見出しは2つだけ。段落は短く。読者が一気に読める長さに収める。完璧ではないかもしれない。でも、今日の「40%」を、私は出す。

時計が味方になる瞬間。それは、完璧を捨てて、時間を信じた時だ。