カメラと

カメラと日常の覚書

入学式前撮りで学んだこと。SS 1/500は子供撮影の命綱だった。

桜の木の下を歩く双子の後ろ姿。ベージュと黒のランドセルが並んでいる。
桜が持っていた。4月2日、公園にて。

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4月2日、甥っ子と姪っ子、公園でランドセルを背負っての前撮りをした。

双子の入学式前に撮ってあげたくて、雨天順延を経てようやく実施できた日だ。
桜は少し散り始めていたが、まだ幾分、残っていて一安心だった。

この日のために、前回の卒園式撮影から持ち越した宿題がいくつかあった。

Instagramにも1枚、上げている。

📷 Instagram:1日1撮の記録

今回の調律ポイント

前回の反省を持ち込んだ

茶色のランドセルを背負った女の子の後ろ姿。散った桜の花びらが地面を埋めている。
この日のために、前回の撮影から持ち越した宿題があった。

卒園式の前日夜にストロボと格闘した話は、別記事に書いた。

📷 前回の記録

ryo-camera.com

前日テストをパスしたGODOX TT600が現場で沈黙した記録。

その反省から、今回はストロボなしで臨むことにした。
機材はOM-1と12-100mm F4.0 IS PRO。
そして、SS 1/500を死守する。

これが今回の出発点だった。

公園は自分だけの場所じゃない

16時スタート。
想定以上に人が多かった。
雨上がりで散歩に出てきている人、花見客、犬を連れた人たち。

合流前にロケハンして、池の周り・ベンチ周辺・モニュメント前と 撮影ポイントをいくつか抑えていたつもりだった。
一緒に回り始めると、そのどこかに必ず誰かがいた。

「ちょっとずれてもらえますか」とは言えない。
公園は占有できる場所じゃないから。

ポイントの候補は、思っている倍は用意しておくべきだ。
「ここが使えなかったら次」を3箇所は持っておくこと。
今回は何とかなったが、運がよかった部分もある。

SS 1/500を守った日

桜の花びらを手で散らす女の子。花びらが宙に舞っている瞬間。ランドセル姿。
SS 1/500があって、初めて止まる瞬間がある。

今回、最後まで崩さなかった設定がある。

SS 1/500だ。

卒園式の振り返りから持ち込んだ数字だった。

これはいわゆる運動会用の設定だ。通常撮影にしては早すぎるシャッタースピードだ。
しかし、いつ走り出すか?何をするか?分からない子供の動きを止めるには、これが最低ラインだと判断していた。

ついダイヤルを触って変わってしまうことがある。
気づいたら1/800になっていたカットもあった。
それでも、大きく崩れることなく最後まで維持できた。

スクールフォト、学校案件の撮影はキヤノンからオリンパス(OM SYSTEM)に乗り換えてからはほとんど経験していなかった。
以前のメモや、自分のブログ記事に目を通してから現場に出たことが効いた。 書いておいた意味があった。

ISOが上がっていった

問題は夕方だった。

日が傾くにつれて、体感の明るさより実際は暗くなっていた。
ISO 2000、2500まで上がっているカットが出てきた。
SS 1/500を維持するための代償だ。

日陰に入ったタイミングも要注意だと気づいた。
見た目より暗い。その分ISOが跳ね上がる。
こまめに背面モニターでinfo(情報)を確認しながら動いた。

桜と顔、どちらを優先するか

西日が強くなってきた時間帯に、別の問題が起きた。

桜を背景に入れたい。
でも子供の顔が暗くなる。
露出を上げると背景が白飛びする。

桜の木の真下に立たせても、木が高すぎて背景に桜が入らない。
離れた場所から望遠で圧縮して引き寄せる方が、 桜が絵になることをこの日、痛感した。

前景・中景・後景の配置と、レンズの圧縮効果を意識した立ち位置。
ロケハンの段階でそこまで考えておく必要がある。

子供の視線は、まだ答えが出ていない

双子というのが難易度を上げた。

1人ならそれなりに撮れたポイントでも、 2人揃ってカメラを向いているかどうか?姿勢、ポーズはどうか?を 同時に確認しながら切るのは、想像以上に難しい。

ランドセルを背負ったスーツ姿の男の子が片足を蹴り上げて走っている。
カメラには向かない。それがこの年齢の正直な姿だ。

お菓子まで用意した。それでも、カメラには向かなかった。
ランドセル姿の男の子の後ろ姿。手に目線誘導用のお菓子を持っている。

これが大人だったら。。。とふと頭をよぎってしまう。

地面に散った桜を「ブワッ」と散らして遊んでもらったら、顔がカメラを向かなくなった。
どうしても興味を持った方向に目が向いてしまう。もしカメラに目線を投げたとしても、目が必死。真剣な表情になった。

地面に絵を描き始めた。でんでん虫のようにうずくまった。
水たまりで遊び始めた。
木の棒を拾って振り回した。

ランドセル姿の男の子が水たまりの縁にしゃがみ込み、散った花びらに触れている。
カメラを向いていない。でも、この1枚は使える。

子供の注意をカメラに向けさせるスキルを、 「武器」として持っておくべきだ。
何が正解なのか、まだわからない。
音の出るおもちゃで引く方法はよく見るが、 それが正解だとも思っていない。

これは未解決のまま持ち越す。

球数(カット数)で勝負した

全部が良いカットである必要はない。

そう割り切って、とにかく球数(カット数)を稼いだ。
後からセレクトして、良いカットが数枚あればいい。

子供の写真なんて、そんなものだ。 (*いい意味で) 普段を知っている親も周りもそれは分かっている。
いつも大人しく可愛くしていられるわけがない、ということを。

変顔も、でんでん虫も、全部その日の記録だ。
それが「かわいい」のだ

もし12-100mm F4と12-40mm F2.8で迷っているなら

この日は12-100mm F4.0 IS PROを選んだ。
あえてのチャレンジだった。

結果として、夕方の光量が落ちた時間帯に ISOを上げて対処する場面があった。

どちらも良いレンズだ。
ただ、もし2本で迷っているなら、 12-40mm F2.8の方を選べ。

理由はここには書かない。

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📦 この記事で取り上げた機材

迷っているなら、こちらを選べ。理由はここには書かない。


▍本日の調律セット

SS 1/500を維持しながらISOを抑えたいなら、 F値の選択から設計し直す必要がある。

被写体認識と高速連写。子供撮影でこの2点は外せない。

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