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なぜか見つからないあのメール...を解決!Gmailで複数ドメインを一括検索・整理する神速フィルタリング術

こんにちは、りょうです。

こんな経験はありませんか?

  • 取引先とのやり取りで、担当者がコロコロ変わる。メールのタイトルもルール化されていない…。
  • A社とB社、2つの会社と連携して進めるプロジェクトで、情報があちこちに散らばってしまう。
  • 海外メーカーとのやり取りで、広報担当とサポート担当でドメインが違う…。

「たしか、あの件のメール、どこにいったっけ…?」 「担当者の名前で検索しても出てこない…!」

日々大量のメールに埋もれて、重要な連絡を見失いそうになった経験、誰にでもあると思います。担当者名で検索できれば簡単ですが、そうもいかないのが現実ですよね。

今回は、そんなあなたのGmail管理のストレスを劇的に軽減する、簡単な検索・整理術をご紹介します。Gmailの標準機能だけで、特定の複数ドメインからのメールを、担当者が誰であろうと根こそぎ見つけ出し、自動で整理する方法です。

この記事を読めば、もう二度と重要なメールを見失うことはありません。

ゴール:会社単位でメールを確実に見つけ出す

今回のゴールはシンプルです。例えば「company-a.com」と「company-b.co.jp」のように、関連する複数の会社(ドメイン)から送られてくる全てのメールを、担当者や件名に関わらず、一つの検索結果にまとめて表示させることです。

担当者個人ではなく、「会社」という大きな括りでメールを管理できるようになる。これが、今回のテクニックの最大の強みです。 これをマスターすれば、プロジェクト管理や特定の企業とのやり取りが、驚くほど楽になります。

検索の核心!Gmail検索演算子「OR」を使いこなす

実はGmailの検索バーは、ただ単語を入れるだけじゃないんです。特殊な記号「検索演算子」を使うことで、プログラマーのように高度な検索ができます。 今回使うのはたった一つ。でも効果は絶大です。

  • 基本の型: from:(ドメインA OR ドメインB)

  • 今回の具体例: from:(company-a.com OR company-b.co.jp)

  • ポイント解説

    • from: : 送信元のアドレスを絞り込む魔法の言葉です。
    • OR : 「または」という意味です。必ず半角の大文字で書くのがポイント!小文字の「or」だとただの単語として認識されてしまいます。
    • ( ) : 複数の条件を一つにまとめるためのカッコです。

これだけで、指定した複数のドメインから送られてきたメールだけが、ズラリと表示されるはずです。

検索結果から「フィルタ」を作成し、業務を自動化する

無事にメールが見つかったら、それを「フィルタ」として保存しましょう。これにより、今後は同じドメインからのメールが届けば、自動でラベルが付くなど、指定した処理が行われます。まさに「メール整理の自動化」です。

  1. 「フィルタを作成」をクリック 先ほどの検索を実行した状態で、検索バーの右端にある設定アイコンをクリックし、「フィルタを作成」を選択します。

  2. フィルタのアクションを設定する(「ラベルを付ける」が最強におすすめ) 次に、条件に一致したメールをどう処理するかを決めます。僕のおすすめは「ラベルを付ける」です。 「新しいラベル…」を選択し、「プロジェクトX関連」など、あなたが見て分かりやすい名前を付けましょう。こうすることで、左のメニューからワンクリックで関連メール一覧に飛べるようになります。

    ⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️

    【注意喚起】 ここで絶対に忘れてはいけないのが、「一致するスレッドにもフィルタを適用する。」にチェックを入れることです。これにチェックを入れないと、過去のメールには適用されず、これから届くメールにしかフィルタが効きません。

    ⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️

  3. 「フィルタを作成」ボタンを押して完了! 最後に青い「フィルタを作成」ボタンを押せば、設定完了です。お疲れ様でした!

【応用編】もっと便利になる検索演算子

今回使ったfrom:OR以外にも、便利な演算子はたくさんあります。いくつか覚えておくと、さらにGmail管理が加速しますよ。

演算子 意味 使用例
subject: 件名に特定の単語を含むメールを検索 subject:会議
has:attachment 添付ファイル付きのメールのみを検索 has:attachment
- (マイナス) 特定の単語を除外して検索 会議 -議事録
after: 指定した日付より後のメールを検索 after:2024/01/01

これらの演算子は、今回紹介したfrom:(...)と組み合わせることも可能です。例えば、from:(company-a.com OR company-b.co.jp) has:attachmentと検索すれば、「プロジェクトX関連の会社から来た、添付ファイル付きのメール」だけを絞り込めます。

まとめ:Gmailを使いこなせば、時間はもっと作れる

今回は、Gmailで複数のドメインを対象に検索し、フィルタを作成する方法を解説しました。

  1. 検索バーにfrom:(ドメインA OR ドメインB)と入力する
  2. 検索結果から「フィルタを作成」する
  3. アクション(おすすめはラベル付け)を選んで自動化する

たった一つの「OR」という演算子を知るだけで、メール管理の効率は劇的に変わります。探しものに使っていた時間を、もっと創造的な活動に使いましょう。 ぜひ、あなたの仕事や日常でも活用してみてください。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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