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【速報】DxO PureRAW 5.3登場!写真の常識を覆す高画質化と、PCスペックのリアルな壁

DxO PureRAW 5.3のアップデート、公式サイトのスクリーンショット画像
DxO PureRAW 5.3の登場で、あなたの写真が劇的に変わるかもしれません。

💡 TL;DR (要約): DxO PureRAW 5.3は、DeepPRIME XD3 X-Transの正式版化1,200以上の新DxOモジュール追加により、RAWファイルの画質を劇的に向上させます。特に高ISO撮影のノイズ除去とディテール保持は驚異的。しかし、その高性能ゆえにPCスペックへのリアルな負荷は大きく、現像時間が伸びる可能性があります。無料アップデートで利用可能ですが、快適な作業には高性能なPCが推奨されます。

この記事でわかること:

  • DxO PureRAW 5.3の主なアップデート内容と、その画質向上効果。
  • DeepPRIME XD3 X-Transの正式版化がもたらす恩恵(特に富士フイルムユーザー向け)。
  • 1,200以上の新DxOモジュール追加による、幅広いカメラ・レンズへの対応。
  • 高画質化の裏側にあるPCスペックへのリアルな負荷と、現像時間の劇的な変化。
  • DxO PureRAW 5.3の入手方法と、快適に使うためのヒント。

👥 こんなあなたに読んでほしい!:

  • DxO PureRAW 5を愛用している方で、最新アップデートの情報を知りたい方 ✨
  • RAW現像の画質をさらに追求したい、特にノイズ除去に悩んでいる方 📸
  • 新しいカメラやレンズを導入し、その性能を最大限に引き出したい方 🚀
  • DxO PureRAWのPC負荷が気になる、現像時間を短縮したいと考えている方(特にDxO PureRAW 4からサブ機での作業に苦労している方) 💻
  • 富士フイルムX-Transセンサー搭載カメラを使っている方 🗻

🚫 この記事の対象外の読者(読まなくてもいい人):

  • RAW現像ソフトを全く使わない方 🙅‍♀️
  • PCスペックや現像時間に全くこだわりがない方 😌
  • デザイン性よりも、とにかく最大容量を求める方 📦

1. はじめに:愛用ソフト「PureRAW」の進化に興奮!

普段からRAW現像のファーストステップとして多用しているDxO PureRAWが、バージョン5.3にアップデートされました!DeepPRIME XD3 X-Trans からベータ版の表記がなくなりました。つまり正式採用です。このニュースを聞いた時、私自身は、富士フイルムユーザーではありませんが、「また写真の常識が変わる!」と興奮を隠せませんでした。

DxO PureRAWは、RAWファイルからノイズ除去、レンズ補正、デモザイキングといった基本的な処理をAI技術で自動的に行い、その後の現像作業を劇的に効率化し、最終的な画質を飛躍的に向上させてくれる、まさに「魔法のツール」です。

現在使用中してるOM SYSTEMのカメラは、他メーカーと比べてると残念ながら、特に暗所に弱い傾向にある、しかしこの流れが巡りめぐって、これらの撮影データにもいい影響があることを期待しています。

今回の5.3アップデートは、特に富士フイルムのX-Transセンサーユーザーにとって待望の機能が正式版になっただけでなく、それ以外の多くのカメラ・レンズユーザーにも大きな恩恵をもたらします。

しかし、その高性能化の裏側には、PCスペックへの要求が常に伴っており、特にDxO PureRAW 4からサブ機で作業する私の環境では、その影響を痛感し続けています。

2. DxO PureRAW 5.3の主なアップデート内容

今回のDxO PureRAW 5.3のアップデートは、主に以下の2つの点で注目すべきです。

2.1. DeepPRIME XD3 X-Trans、ついに正式版へ!

DxO PureRAW 5.3のリリースとともに、DeepPRIME XD3 X-Transがベータ版から正式版へと昇格しました。

  • X-Transユーザー待望の機能: この最先端のノイズ除去およびデモザイキング技術は、富士フイルムのX-Transセンサー搭載カメラで撮影されたRAWファイルの画質を劇的に向上させます。
  • 対応センサーの拡大: 当初は初期世代のX-Transセンサーのみに対応していましたが、今回のアップデートにより、富士フイルムの第5世代センサー(X-T5、X-H2など)を含む全てのX-Transセンサーを完全にサポートします。
  • 高ISO性能の劇的向上: プロのフォトグラファーAgathe Poupeney氏のコメントにあるように、以前はISO 3200以下に抑えていた撮影が、DeepPRIME XD3 X-TransのおかげでISO 12800でも高品質な写真が撮影可能になります。これにより、暗い場所や動きの速い被写体でも、より柔軟な撮影が可能になります。
  • フィードバックの成果: ベータ版公開以来、世界中のフォトグラファーからの数千件のフィードバックが最終リリースに貢献しました。

www.dxo.com

2.2. DxOモジュールのさらなる強化と新規サポート

今回のアップデートでは、DeepPRIME XD3 X-Transの正式版化だけでなく、DxOモジュールのサポートも大幅に拡大されました。

  • 1,205個の新規モジュール追加: DxOは、市場で注目される最新のカメラやレンズの多くを即座にサポートします。今回のアップデートで1,205個のDxOモジュールが追加され、合計で105,000以上のカメラとレンズの組み合わせに対応するようになりました。
  • 主要な新規サポート機材:
    • Fuji GFX 100RF (中判デジタルカメラ)
    • Panasonic Lumix S1 II および S1 IIE
    • Sony FE 400–800mm F6.3–8 G OSS (超望遠ズーム)
    • Canon RF 20mm F1.4 L VCM
    • Sigma 14mm F1.4 DG DN A, 28-45mm F1.8 DG DN A, 50mm F1.2 DG DN A (Art PRIMEおよびズームレンズ)
    • OM System OM 5 II
  • DxOモジュールとは?: DxOモジュールとは、特定のカメラとレンズの組み合わせごとの固有の画質の特徴を捉えるために綿密に作成された、比類のない精度を誇る高度な数学モデルです。ノイズ、色、シャープネスの均一性、ディストーション、ビネット、色収差など、あらゆる物理的特徴をラボで測定し、最適な補正を適用します。
  • 富士フイルムユーザー以外も恩恵大: 私自身は富士フイルムユーザーではありませんが、DxO PureRAWの恩恵は特定のメーカーに留まりません。今回の1,205個ものモジュール追加は、キヤノン、ソニー、パナソニック、OM Systemなど、幅広いメーカーのユーザーにとって、自身の愛用機材のポテンシャルを最大限に引き出すチャンスです。
    • 特に、新しいFuji GFX 100RF中判デジタルカメラPanasonic Lumix S1 II および S1 IIEOM System OM 5 II、さらにSony FE 400–800mm F6.3–8 G OSS 超望遠ズームといった注目機種が新たにサポートされました。
    • 他にも、キヤノンの多用途なRF 20mm F1.4 L VCM、3つの新しいSigma DG DN Art PRIMEおよびズームレンズ、そしてOM Systemの最新マイクロフォーサーズ向けオプションなど、多岐にわたるレンズも追加されています。
    • これらの機種をお使いの方は、今回のアップデートでさらなる画質向上を期待できます。全ての対応カメラとレンズの完全なリストは、DxO公式サイトでご確認ください。
    • 私も、このアップデートで自分の機材がさらに高画質化されることに期待を寄せています。

3. 高画質化の裏側:PCスペックへのリアルな負荷と現像時間の「悲鳴」

DxO PureRAWのDeepPRIME技術がもたらす高画質化は本当に素晴らしいのですが、その裏側には、PCスペックへの大きな要求があります。

3.1. メインPC不調でサブ機での作業…現像時間が「激増」!

現在、私のメインPCがまさかの不調に見舞われ、やむなく性能の劣るサブのノートPCで作業を続けています。実は、このサブ機でのDxO PureRAWの処理は、DxO PureRAW 4の導入時からそのPC負荷の高さと現像時間の長さに悩まされてきました。今回の5.3アップデートでさらなる高画質化が期待される一方で、この長年の課題がより顕著になるのではないかと正直、頭を抱えています。

  • 現像時間の長年の課題: 普段、メインPCであれば数分で完了するRAWファイルのDeepPRIME処理が、サブ機ではDxO PureRAW 4の導入時から数倍、時には10分以上もかかることが常態化していました。今回の5.3アップデートでDeepPRIME XDの性能がさらに向上したことで、その待ち時間はさらに長くなる可能性があり、「このままでは作業が進まない…」と焦りを感じるほどです。
  • 作業効率の著しい低下: 現像中は他の作業もままならず、PCが唸りを上げている間はただ待つしかありません。この「現像待ち」の時間は、DxO PureRAW 4からずっと私の作業効率を著しく低下させ、ワークフローに大きなボトルネックとなっています。性能向上は嬉しい反面、現在の私の環境では、そのスペックへの圧迫が非常に「きつい」というのが正直な感想です。

3.2. DxO PureRAWが要求するPCスペックとは?

DxO PureRAWのDeepPRIME処理は、特にGPU(グラフィックボード)の性能に大きく依存します。AIベースの処理は膨大な計算を必要とするため、高性能なGPUが搭載されているほど、処理速度は速くなります。

  • 推奨スペックの確認: DxOの公式サイトでは、快適な動作のための推奨スペックが公開されています。もし現像時間が気になるようでしたら、ご自身のPC環境(CPU、GPU、RAMなど)を確認し、推奨スペックを満たしているかチェックすることをおすすめします。
  • GPUの重要性: 私のサブ機での経験からも、DxO PureRAWを快適に利用するためには、特にGPU性能が重要であることを痛感しています。NVIDIAのRTXシリーズやAMDのRadeon RXシリーズなど、最新世代の高性能GPUが搭載されているPCであれば、DeepPRIME処理の恩恵を最大限に享受できるでしょう。

快適な高画質化のためには、やはりそれなりの投資が必要だと改めて実感しました。

4. DxO PureRAW 5.3の入手方法と活用ヒント

4.1. 無料アップデートで最新機能を体験!

現在DxO PureRAW 5をお使いのすべてのユーザーは、無料でバージョン5.3にアップデートできます。ソフトウェアを更新するだけで、DeepPRIME XD3 X-Transや新しいDxOモジュールのパワーを最大限に活用できます。

まだDxO PureRAWをお持ちでない方も、公式サイトで体験版が提供されていますので、ぜひその驚異的な画質向上効果を試してみてください。

DxO PureRAW 5 公式サイトで詳細を見る

4.2. 快適なRAW現像ワークフローのためのヒント

  • 高ISO撮影の積極的な活用: DeepPRIME XD3 X-Trans(X-Transセンサーの場合)やDeepPRIME XD(その他センサーの場合)の性能を信じて、これまで躊躇していた高ISOでの撮影にも積極的に挑戦してみましょう。
  • DxOモジュールの恩恵を最大限に: お使いのカメラとレンズがDxOモジュールでサポートされているか確認し、その恩恵を最大限に活用してください。
  • PC環境の最適化: 快適な現像作業のためには、やはり高性能なPC、特にGPUの強化が最も効果的です。もし買い替えを検討されているなら、GPU性能を重視したモデルを選ぶことをおすすめします。

5. まとめ:DxO PureRAW 5.3であなたの写真表現はさらに広がる!

DxO PureRAW 5.3は、DeepPRIME XD3 X-Transの正式版化と、1,200以上の新DxOモジュール追加により、RAW現像の可能性をさらに広げる画期的なアップデートです。ノイズに悩まされていた高ISO撮影も、ディテールを損なうことなくクリアに仕上げることが可能になり、あなたの写真表現はこれまで以上に自由になるでしょう。

私自身、富士フイルムユーザーではないにも関わらず、そしてDxO PureRAW 4からサブ機での現像時間の増加という長年の課題に直面しつつも、DxO PureRAW 5.3がもたらす画質向上効果には、やはり絶大な信頼を置いています。このアップデートは、写真の可能性を広げるものだと確信しています。

メインPCが復旧し、その真価を存分に引き出せる日が今から待ち遠しいです。 ぜひこの機会にDxO PureRAW 5.3のパワーを体験し、あなたの写真作品を次のレベルへと引き上げてみてください!