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カメラと日常の覚書

【撮影エピソード】「このテカリ、狙ってます!」個性的な美意識との出会いで見えた、ライティングの新たな可能性

こんにちは!カメラマンのりょうです。

日差しが春めいてきて、なんだか新しいことに挑戦したくなる陽気ですね。僕も撮影への熱が一層高まっています! 最近の撮影でも、本当に色々な出会いや発見があって、毎日が学びの連続です。 その中でも特に印象的だったのが、「肌のテカリ」を追求するお客さまとの出会い。最初は「おや?」と思ったのですが、お話を伺ううちに、その深いこだわりに引き込まれてしまいました。 今回は、そんなエピソードと、そこから改めて感じたライティングの奥深さ、そして写真表現の面白さについてお話ししたいと思います。「え、テカリって良いの?」なんて思う方もいるかもしれませんが、この記事を読み終わる頃には、写真の新しい見方が広がるかもしれませんよ。



スタジオでの一枚:それは意図された「テカリ」だった!

先週、あるスタジオで撮影をさせていただいた時のことです。素敵な雰囲気のお客さまで、僕も気合を入れてファインダーを覗いていました。すると、ふと気づいたんです。お客さまのお肌が、いつもより少し白飛びしているように見える…?

「あれ?ライティング、ちょっと強すぎたかな…?」 「それとも、何か設定を間違えた…?」

正直、内心ドキドキしながら撮影を進めていたのですが、撮影後、ヘアメイクさんにお話を伺って、本当に驚きました!

  • 驚きの真相: なんと、その「テカリ」は、お客さまご自身の強いこだわりで、意図的に演出されたものだったのです!
  • お客さまのこだわり: 詳しくお話を伺うと、「無機質的なテカリを表現したかった」とのことで、撮影前にはベビーオイルか何かを塗って、あの独特の質感を準備されていたそうなんです。
  • 表現への情熱に感銘: なるほど!と、ご自身の表現したい世界観に対する深い探究心と強いこだわりに、僕は心から感銘を受けました。写真を通じて何を表現したいのか、その情熱がひしひしと伝わってきたんです。
  • 結果として生まれた表現: 結果的に、写真全体のバランスとしては気になるほどの白飛びにはならず、むしろお客さまが目指していた独特のクールな質感が見事に表現できたように思います。

この経験を通じて、写真における「美しさ」は決して一つではないこと、そして何よりも、被写体となる方の意図を丁寧に汲み取り、それを最大限に引き出すことの重要性を改めて強く感じました。普段、僕たちカメラマンは「白飛びはNG」と考えがちですが、それが必ずしも正解ではないと気づかされた瞬間でしたね。

キーワード: 写真撮影、スタジオ撮影、お客さまのこだわり、美意識、テカリ、白飛び、ヘアメイク、表現の多様性

「テカリ」から学ぶ、ライティングの真髄とコミュニケーションの力

今回の「テカリ」を求めるお客さまとの出会いは、僕にとって、改めてライティングの奥深さを教えてくれる、本当に良い機会となりました。日々撮影をしていても、新しい発見や学びは尽きないものですね。

  • 光の捉え方を進化させる: 単に明るく照らすだけがライティングではありません。被写体が持つ質感や雰囲気を、光を使ってどう引き出すか。光の当て方一つ、その強弱や角度で、写真の印象はガラリと変わります。今回の「テカリ」は、まさに光のハイライトをどうコントロールし、活かすかという課題を突きつけてくれました。
  • コミュニケーションこそ最高のスパイス: お客さまが何を表現したいのか、どんなイメージを心に描いているのか。撮影前のコミュニケーションを通じて、その想いを共有することが、より良い作品を生み出すための何より大切な第一歩だと痛感しました。お客さまの言葉の奥にある「こうなりたい!」という気持ちをキャッチすることが、僕の役割でもあるんですね。
  • 固定観念からの解放 – 新しい表現への挑戦: 「白飛びは避けるべき」「肌はマットな方が美しい」…そんな一般的なセオリーや、いつの間にか自分の中に出来上がっていた固定観念に囚われず、新しい表現方法を模索することの大切さ。今回の経験は、そんな固定観念を打ち破る大きなヒントを与えてくれました。もしかしたら、僕が過去にシステムエンジニアとしてロジカルな構築を経験したり、植木屋として自然の多様な形に触れたりしてきたことも、どこかでこの「枠にとらわれない視点」に繋がっているのかもしれませんね。

もちろん、だからといって基本的なライティング技術を疎かにするわけではありません。光量が適切か、彩度は狙い通りか、カポックやレフ板は効果的に使えているか。そして、ここぞという時にはストロボにアンバーフィルターを組み合わせるなど、基本的な技術をしっかりと押さえた上で、お客さまのイメージに合わせて応用していく。その両輪を磨き続けることが、カメラマンとしての僕の役割だと考えています。

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まとめ

「テカリを求めるお客さま」との出会いは、僕にとって写真表現の可能性をグッと広げてくれる、本当に貴重な経験となりました。一人ひとりの「こうありたい」という想いは、本当に多様で、奥深いものですね。

これからも、様々な方との出会いを大切にし、それぞれの個性や「らしさ」を最大限に引き出せるような写真を撮り続けていきたいと思っています。写真って、撮る側と撮られる側、双方の想いが重なった時に、想像以上のものが生まれるんですよね。

皆さんも、写真を見るときに「この写真はどんな意図で撮られたのかな?」「どんな想いが込められているのかな?」なんて、ちょっとだけ深く考えてみると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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【執筆者(りょう)より】 今回のエピソード、いかがでしたでしょうか?「テカリ」という一見ネガティブに捉えられがちな現象も、視点を変えれば魅力的な表現になり得るという、写真の面白さを改めて感じました。 皆さんの「こんな風に撮ってみたい!」というこだわりやイメージも、ぜひお聞かせいただけたら嬉しいです。一緒に最高の「一枚」を作り上げていきましょう! ご感想やご質問など、お気軽にコメントいただけると励みになります。


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